創業者(有田瑞雄)は、終戦後大分市内で自動車タイヤの修理を行っていたが、昭和30年に入り、独立したという思いが強まり、何処がいいか占ってもらったところ、「南へ(日豊線を)下れ。」と告げられました。
その年の4月、一人で行く当てのないまま、日豊線の下りの列車に乗り、ぼんやりと窓から外の景色を見ていると、前席の人から「何処まで行くんな?」と話しかけられたので「タイヤ修理の仕事をするのには、何処が良いかと思って、、」と答えると「それだったら津久見がいいと思う。石灰石の山があり、トラックが多いから」と教えられたので、津久見で降り、市内を歩き回って調べ、その結果、親戚や知り合いもなく、縁もゆかりもない津久見で商売をすることに決心したと聞いています。
昭和30年5月18日、津久見にて、有田タイヤ工業所の看板を掲げました。その後、石灰石の採石場では、ベルトコンベヤーが普及して来るようになり、メーカの助言と指導により、コンベヤベルトの修理も手掛けるようになりました。昭和38年に現在の有限会社有田ゴム工業所に社名変更し、法人化しました。
二代目社長であった父が、よく口にしていた言葉があります。
「ウチのせいでラインを止めるわけにはいかない。」
私はこの言葉を、小さな頃から何度も耳にして育ちました。
この一言には、お客様の現場を止めないという強い責任感と、ものづくりへの誇りが込められており、まさに有田ゴムの原点であり、大切にしてきた想いです。
私が会社を継いでからというもの、技術者の高齢化や後継者不足により、事業の継続が危ぶまれる中で、「この津久見の地にどうやって技術を残していくか」をずっと模索してきました。
そのような中、地元の小代築炉工業株式会社様とのご縁をいただき、グループの一員として技術継承に取り組める体制が整いました。
私の想いをご理解をいただき、受け入れてくださいました小代築炉工業株式会社様には、心より感謝申し上げます。
これからも津久見市の産業を支える一企業として、皆さまと共に歩み続けてまいります。
取締役
有田 瑞穂
企業名 | 株式会社有田ゴム工業所 |
設立 | 昭和30年5月 |
所在地 | 〒879-2458 大分県津久見市入船西町12-19 |
TEL | 0972-82-2437 |
FAX | 0972-82-3446 |
事業内容 | ベルトエンドレス加工、コンベヤベルト販売・修理・取替、プーリーゴムラッキング、工業用ゴム加工、油圧ホース販売 |
事業拠点 | 本社:津久見市 |
主な取引先 | 太平洋セメント(株)、大分太平洋鉱業(株)、大分鉱業(株)、津久見石灰石(株)、古手川産業(株)、JFEミネラル(株) |
コンベヤベルトの繋ぎ合わせは真っ直ぐゴムを切ることから始まり、寸分の狂いなく仕上げる仕事です。手に覚えさせ、感覚を研ぎ澄ませ、変化を逃さない。そんな職人を目指しませんか。
様々な仕事の土台を支える、とても重要な仕事です。私たちはこの仕事に誇りをもち、技を磨き続けています。
我が社はとても特殊な業種になります。鉱山やセメント工場において原材料(石灰石・石灰製品)を輸送するのに殆どがベルトコンベヤを使用しています。ベルトコンベヤとは輪状にした幅広のベルト(ゴム製)を台車の上で回転させ、その上に運搬物を乗せて移動させる装置です。そのベルトコンベヤを整備(ベルト取替及び修理)するのが我が社になります。とても特殊な技術が必要で、津久見に石灰石がある限りこの技術は必要とされます。
我が社は各々がスペシャリストとして動いてもらう事になりますので覚えて頂くことは沢山ありますが、津久見市の産業を支える技術の一つとしてやりがいのある仕事であると思っております。
ベルトコンベヤを繋げる技術はなかなかないので技術を身につけたいと思う人には楽しいと思う
少人数で和気あいあいとアットホームな会社
Xmasケーキ貰えるよ
体力のある人、大歓迎
手先が器用な人の方が向いているかも
相談もちゃんと向き合って話を聞いてくれる